いつ見ても演技とは思えない演技。役が乗りうつってるとしか思えない。
沢山の出演者の中で一際印象に残ったのは、その怪しい風貌のためだけではない。
人の良さそうな普通のおじさんが、徐々に徐々に影を見せはじめ、徐々に徐々にこちらの不安を煽ってくる。衝撃だった。
変態!この役作りには恐怖すら感じた。
邦画
不器用だけど、優しさと思いやりに溢れていた。
繊細なキャラクターの喜怒哀楽が、彼の声からも伝わった。
酔いどれ女を自然に演じていた。あと1970年生まれにしてはとても若く見えるのも凄い(笑)
これが昔の舘ひろしか!少し浮いた印象をもったが、アクションに気合入りまくり。スタイルの良さも印象に残る。
脚本の段階でダメな人間に描かれていても、ここまで可哀相で情けない人間を演じられるのは力があるからだと思う。
動き全てから目が離せなかった。その勢いと自信はどこから生まれるか不思議だが、素直で愛らしい表情を見ているともう笑うしかなかった。