セミトラの個展『tFont/fTime』を見にYCAMへ行ってきました

 09.12.30 (水) | Posted in font, イベント
セミトラ インスタレーション展 tFont/fTime 12月19日(土)、「フォントにおける時間」をテーマにしたセミトラの個展『tFont/fTime』を見にYCAMへ行ってきました。当日は一段と寒い日で新山口駅を降りると雪が積もっていましたが、バスに揺られること30分、無事到着です。こだまを使えば博多からYCAMまで2時間かからないくらい。近い。あとこれ安かったです

セミトラ インスタレーション展 tFont/fTime設置されているターンテーブルでレコードを再生するとアルファベットと数字が順番に表示されます。なんじゃろ?と思いながら回してたら徐々に文字が欠けていってる。再生されるだけレコードと同じように文字も劣化していくみたいです。
1日ごとに記録をとっていて、前日(前営業日)の劣化の様子をスクリーンで見ることも出来ました。わけはわかりませんが、ドキドキです。

セミトラ インスタレーション展 tFont/fTime光の粒が点滅しているものもありました。最初は何のことか全く分からず、ただこういうものだろうと思っていたのですが、会場にいたスタッフの方(ナカムラさん)に聞いてみたら驚きの事実。
この光の粒の点滅は文字になっています、とのこと。カメラのシャッター速度を落として撮影したらこんな感じで変化していきました。うーん、全く気付かなかった。

セミトラ インスタレーション展 tFont/fTime ターンテーブルによる文字の劣化情報は同期されており、あるアドレスにメッセージを送ったらその時点での劣化文字でスクリーンに表示されたりもしていました。僕がいたのは朝だったのですが、夕方くらいであれば酷く劣化した文字のメッセージを見ることができるんでしょうね。
特設のウェブサイトでもメッセージの送信と、メッセージが映し出される様子のライブ映像(上の写真)を見ることが可能です。

セミトラ インスタレーション展 tFont/fTimeその他色々なところで文字の情報が同期され、それらが時間の経過によって変化していく様子を確認することができました。と言ってもスタッフの方に聞いて初めて気付く変化と仕組みが多かったです。ナカムラさんありがとうございました。

読むだけの文字ではなく、変化から何かを感じられる文字。
どうなってるかわからないけど、僕にとってはドキドキした1日になりました。

セミトラ インスタレーション展『tFont/fTime』|山口情報芸術センター(YCAM)
日付:09.09.19~10.01.10
住所:山口市中園町7-7
TEL:(083)901-2222
WEB:http://www.ycam.jp/art/2009/04/semitra.html


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